ウィーンに行こう

こんにちは。
かなえるリハビリ訪問看護ステーション サテライト東の理学療法士 池田です。

だんだんと寒くなってきましたね
街中を見ていても、長袖の人を目にすることが多くなりました。

先日、とある本を読みました。
その内容は、要介護5のお母さんとその娘さんがヨーロッパにあるオーストリアのウィーンへ旅行するまでのお話でした。
ウィーンというと、世界屈指の音楽で有名な国です。

そのお母さんは、バイオリン教師をされており、ウィーンは昔から憧れの国でした。兼ねてから「ウィーンに行きたい」と話されていたようです。「バイオリンが弾けなくなった」と泣いている母親を見て、娘さんは不意に「ウィーンに行こう」と話された事が始まりでした。

そこから事あるごとに「ウィーンに行こう」と言い聞かせ、壁にも「ウィーンに行く」と貼り付け、お母さんも娘さんも在宅介護を前向きに進んでいかれたようです。

「ウィーンに行きたいな」ではなく「ウィーンに行く」と決意を固め、自分を追い込むために「在宅介護をしながらウィーンに行くブログ」まで作られたようです。

そこから「ウィーンに行く」を目標に、「体力作り」「普通の車椅子に座る練習」「手すりの無いトイレでの練習」など懸命に取り組まれました。介護離職をされていた娘さんも、旅費を稼ぐために、日中お母さんが1人で過ごせるようにして、働きに出られるようにもなりました。

計画も事細かに立てられており、飛行機の座席の位置やホテルはもちろん、現地でのオムツの調達方法、グーグルマップや旅行ブログを見て、現地の街の様子やトイレの位置、車椅子で入れるレストランなども下調べをされていました。レストランの雰囲気に合うために「笑顔音(えがおん)のプレタ介護エプロン」という介護エプロンを用意したりなど、オシャレも忘れません。

実際に様々な苦労や、やりたかった事を諦めることもあったようですが、旅行へ行かれお母さんも娘さんも大変満足されたようです。

まだまだ書き足りないくらいですが、この本を読み、目標をたて、それを心から決心することは、リハビリや介護のモチベーションにもなること、リハビリの進みも早いことを改めて実感しました。

更に、担当をさせて頂いているご利用者とも、目標をしっかりと共有できるように意識しているのですが、本当にご利用者に合った目標を立てて、それに向かっていけているのか。あらためて考えるきっかけとなりました。

理学療法士 池田

関連記事

  1. ストリートサッカー

  2. 息子

  3. 自然のタイミングと環境

  4. 「より良く生きる」って何?

  5. ステップアップ

  6. 電話で聴かせてください、あなたの生活