やればできる!やるのが難しい!

これは最近仕事中に思い出した高校の英語の先生の言葉でした。
15年以上経った今、なぜこの言葉をふと思い出すことになったのか。。

それを書く前に人生100年時代となった今、リハビリ病院が重要視される理由について述べていきたいと思います。

リハビリ病院でのリハビリ効果が高いのは療法士がすごいからでしょうか?
それとも俗にいう『365日リハビリ』を実施しているからでしょうか?

私個人の意見としては『できるようになったこと』を『している状況』に移行していくシステムがあるからだと思っています。

例えば、病棟生活で車椅子を使用されていた患者さまがリハビリ中に歩行器で歩けるようになれば、療法士は看護師と連携し、その患者様は歩行器で病棟生活を送るようになります。同様にリハビリ中に杖で歩けるようになれば、病棟生活は杖で過ごされるようになり、可能であれば最終的に杖も卒業して、めでたく退院という形になるわけです。

私自身、在宅分野で働くようになり、ご利用者が病院時代よりもトントン拍子で良くならない理由を考えた時にふと思いついたのが『やればできる!やるのが難しい!!』という言葉でした。

もちろん病院と違って在宅生活では『自分らしく生きる』のが理想ですし、四六時中できるようになったことを実践する必要はないと思います。

ですが、(私達に置き換えると)普段ジョギングをする習慣のない人がいきなり10km走れるでしょうか?

答えはNOです。まずは5km走れるようになったからこそそれを習慣化し、徐々に距離を伸ばしていくことが10kmを完走できるようになることに繋がるのです。

リハビリ病院の経験を経て、今重要だと考えるのは在宅生活は圧倒的にマンパワーが不足しているからこそ、ご家族やケアマネジャーさん、主治医、ヘルパーさん、その他のサービス関係者との連携が重要になり、療法士としてはご利用者ができるようになったことをご家族を含めた支援者へ伝えること。

そしてできるようになったことをご利用者が継続して実施していけるように支援者全体でバックアップしていけるようなチームワークです。

ここで注意すべきは(クドいですが)、『やればできる!やるのが難しい!!』で支援者としてはこのような人がもつ当然の弱さを踏まえた上でご利用者のできるようになった活動をサポートしていくことだと思います。

このようなチームの支援体制は、最終的に『できなかったこと』を『できる』ようになる状況を生み出していくと確信しています。

理学療法士 山中

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