コミュニケーション

初めまして、作業療法士の西川です。

ブログを書くのは高校生以来なので、少し恥ずかしい気持ちもありますが、僕を知っていただける良い機会だと思いますので、軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

僕は去年まで高知に住んでいました。弊社のことを知るきっかけがあり、作業療法士として、自分の力を試してみたくて、大阪で住むことを決めました。

訪問看護リハという幅広い枠の中で、他職種と連携を図り、地域に働きかける作業療法士を目指していたので、僕の中でスタートラインに立った瞬間でもありました。

高知では病院で勤め、主に神経難病の方々と接する機会が多く、そこで皆さまが希望する特に多かった内容が「コミュニケーション方法の獲得」でした。

コミュニケーションは人と人との繋がりを作るものであり、自己表現ができるものでもあります。一般的にコミュニケーションと聞くと、発話によるやり取りをよく思い浮かべると思いますが、私たちがコミュニケーション能力を評価するにあたって、大きく3つに分けられます。

①ノンテクコミュニケーション
表情や身振り手振りなど、物品を使用しないコミュニケーションのことを指します。

②ローテクコミュニケーション
文字盤やコミュニケーションボード、筆談ボードなどローテクノロジーを用いるコミュニケーションのことを指します。

③ハイテクコミュニケーション
パソコンやタブレットなど、一般的に電子機器と呼ばれる物品を用いたコミュニケーションを指します。

このように言葉だけがコミュニケーションではないと思っていただけると嬉しいです。

僕は主にコミュニケーション方法の獲得に向けた介入を多く続けていました。
例えば、気管切開を行なっていて声が出ないからコミュニケーションが取れないではなく、可能性を探り、「その人らしさが表現出来る方法」を一緒に探り獲得していけるように、ご本人・ご家族と相談しながら進めていました。

僕はまず「身体で表現できる方法」を検討します。
仮に両手両足が動けなくて、声が出なかったとしても、ご本人さまとルールさえ決めておけば、「まばたき2回ではい、まばたき1回でいいえ」などこちらの提示方法を「はい、いいえ」で答えられる文面であればコミュニケーションを取ることができます。

声が出ないから、身体が動かないからコミュニケーションが取れない
と思われることが、僕としては一番辛く悲しかったことを覚えています。

コミュニケーションはどのようなお仕事であっても必ずついてくる部分だと思います。
なので中途半端にしたくないし、中途半端で終わらせたくないという強い気持ちがあります。

手段や方法を提示して、少しでも多くの方が笑顔になっていただける環境が調整していけるように、僕の目指している作業療法士を軸にして、積極的に関わっていきたいです。

些細なことでも気軽に相談出来る療法士、と皆さまから言っていただけるような作業療法士になるためにも日々、一歩一歩、歩みを進めていこうと心に刻み、自己研鑽に努めていきたいと思います。

作業療法士 西川

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