私の看護の基本

かなえるリハビリ訪問看護ステーション サテライト東の看護師の大村と申します。
入職し、1年3ヶ月が経過しました。
私は、看護師としての経験は20年以上ありますが、今までは病院が主で、訪問看護師として働くのは初めてでした。
今も、訪問看護の楽しさと難しさを日々実感しています。

当たり前ですが、病院で勤務することと訪問看護の一番の違いは、看護を提供する「場」です。
病院では、看護する環境も整っており、もちろん個別性はありますが、ある程度は一定の看護が提供できます。
しかし、訪問看護ではご自宅にお伺いするため、例えば入浴介助一つをとっても、ご自宅の環境が一人ひとり違うため、より個別性のある看護が必要になります。

私が入職して間もない頃、服薬管理で看護の依頼があった軽度の認知症のご利用者を担当することになりました。
訪問し、薬袋を確認すると、一つ一つにご自身で日付を書かれていますが、薬が大量にあり、残薬もバラバラで内服状況が分からない状態でした。
私は、服薬カレンダーを利用した服薬管理をご利用者にお勧めし、その提案にご本人も同意されました。
しかし、一週間後に訪問すると、内服されていない薬がたくさんあったのです。
ご利用者に尋ねると「カレンダーは日付を見るためのもので、薬を管理するものではない」とのご意見でした。

その時、初めて私は、自分本位の看護になっており、ご利用者のお気持ちや今までのやり方を考えられていなかったことに気がつきました。
そして、ご利用者の今までのやりかたを活かした方法で再検討した結果、看護師による服薬管理を受け入れてくださり、内服もできるようになりました。

この経験で学んだ、
「ご利用者の今までの方法を出来る限り活かす」
「ご利用者のお考えやご希望を十分にお聞きした上で方法を共に考える」
これは、今の私の看護の基本となっています。

訪問看護師になる前、私は不安でいっぱいでした。
しかし、実際に足を踏み入れてみると、本当にやりがいのある楽しい仕事だと思います。
今後も訪問看護師として日々精進していきたいと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。

看護師 大村

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