若手が思う、カンファレンスの現状とこれから。


訪問は1人で行くので、疑問が出たときもすぐに相談できないことがあります。そういったとき、上司に相談してカンファレンスで皆と共有しています。カンファレンスでは、困りごとを相談するだけでなく、既に解決済の事項の過程も知ることができ、学びや気づきが多くあります。
また、「これはひとつの意見だから」と上司が言ってくれるので、言われたことに無条件に従うのではなくご利用者それぞれの個別性に合わせて自分自身の正解を探すことができます。今は経験豊かな人の話を聞いて学んだり参考にすることが多いですが、今後は若手ならではの視点や体験を積極的に発信できるようにしたいと考えています。

病棟と比べて、
在宅ならではの相談ごとはありますか?


他職種との関わり方については、病院と違うので相談することが多いです。例えば、医師との関わり方についても、病院だと同じところに所属しているわけですが、訪問看護はそうではない。それでも訪問看護では、医師に意見をしないといけない場面もあって、そういうときはまず経験のある人に相談するようにしています。それに、訪問看護を経験していくと誰もが通る道でもありますから、共有もしっかりしています。他には、接遇面ですかね。これは本当にひとりひとり違う方法や合う方法があるので、難しいところなんですけれど。
こんなことを言うのもなんですが、僕自身は訪問看護師について、看護師経験が長ければいいとは思わないんです。変な言い方ですが、訪問看護の場合ご利用者はお客さまのようなもので、僕自身について不安感を持たれてしまったり、不信感を抱かれたりしてしまうと、そこで契約が終わってしまう。ですので、医療行為ももちろんですが、「サービス」もとても大事にしないといけないなと考えています。あとは保険制度。これに関しては本当に苦労することが多くて。けれど訪問看護では必須中の必須なので、看護部だけでなく顧問の先生を招いて講義をしてもらったりもしました。

カンファレンス後の
勉強会についてはどうでしょうか?


概要的なものでなく実践的なので、明日からすぐ使えるものが多いですね。とてもありがたいです。特に保険制度のことなどは、なかなか覚えきれない人も多いので、その都度訪看経験の長い人が年上の人にアドバイスしたりという場面もありますよ。
実際僕も、勉強会ではないんですが、日頃のコミュニケーションの中で、自分よりも年上で看護師経験が長い方にアドバイスしたことがあります。そういう、年功序列にならない教え合いは、訪問看護ステーションならではかもしれません。

最後に


この職場は、とにかくコミュニケーション能力の高い人が多いと感じています。「おはようございます」「お疲れ様です」という簡単な挨拶でもおろそかにしない社風が、カンファレンス・勉強会にも反映されていてとても話しやすいです。また、僕自身もそうですが、自分のこだわりや信念を持っている人も多く、カンファレンスや日々のコミュニケーションを通じて、色々な意見を聞くことができます。
自分らしい看護や自分らしいご利用者との関わりなどには「正解」がないので、これから試行錯誤しつつより良いものを見つけていけたらと考えています。視野を広げるためにも、こういった意見交換や共有の場がありがたいです。

看護師 輪田