新型コロナウイルスに対する基礎知識を身につけよう⑫

感染症と睡眠との関係性について

こんにちは。理学療法士の松本です。
私自身、寝不足の時は体調が優れないことがあり、睡眠は大事だなとひしひしと感じることがあります。しかし、睡眠は大事なのは分かるけど実際は睡眠不足によってどんな問題が起きるのか考えました。

そのようなことから、感染症には睡眠が関係するのか調べてみました。

まず結論としては、「感染症と睡眠時間には関係性があります」。

アメリカで行われた研究ですが、対象者において睡眠時間が7-8時間の人と比較して5時間以下の人は過去30日間に風邪や感染症にかかった割合が高かったそうです。

ですが、気をつけておきたいこととして、この研究ではある時点での睡眠時間を調査し過去30日以内に風邪や感染症にかかったかどうかというものです。

つまり、今から睡眠時間を整えたら予防になるということではないそうです。

しかし、別の実験では睡眠時間が7時間以上だった人に比べ、6時間未満だった人は風邪にかかる確率が4.2倍高いことが判明し、睡眠時間が5時間未満の人は、風邪にかかる確率は4.5倍に上昇したようです。

言い換えると睡眠は感染症予防にもなります。

日本人(20歳以上)の約35%は睡眠時間が6時間未満だそうで、思っていたよりも少ない時間でした。よく考えて見れば私自身も睡眠時間は6時間未満の様な気がします。

今回、睡眠が感染症予防になるということが分かりました。日本人の睡眠時間の現状を知り、次回はどうすれば良質な睡眠を取ることが出来るのかということを量と質の側面から調べてみたいと思います!

感染症予防対策として新たに「睡眠」について皆様により良い情報を届けていきます!

参考文献


平成30年国民健康・栄養調査結果の概要」厚生労働省

日本生活習慣病予防協会
Association of Insufficient Sleep With Respiratory Infection Among Adults in the United States.JAMA Intern Med. 2016 Jun 1;176(6):850-2.