新型コロナウイルスに対する基礎知識を身につけよう㉔

日本に入ってきた
ワクチンの特徴・副作用について

前回はどんな種類のワクチンがあるのか、日本に入ってくるワクチンは何なのかをお伝えしましたが、今回は日本に入ってきたワクチンの特徴と副作用についてお伝えさせて頂こうと思います。

特徴

新型コロナワクチンの効果は?

ファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社、3つのワクチンが日本国内に入ってきますが、開発されたワクチンを投与した人の方が、投与していない人よりも、新型コロナウイルス感染症に発症した人が少ないとの結果が得られていると発表されております。(下記の参考文献ご参照下さい)
また、臨床試験や接種が始まってあまり時間経過していないことから、効果の持続期間については明らかではありません。

変異株の新型コロナウイルスへの効果は?

ファイザー社のワクチンは、変異株のコロナウイルスにも作用する抗体が作られた、といった実験結果も出ているようです。

新型コロナウイルスワクチンの現時点での接種のスケジュール

2月中旬 ファイザー社のワクチンが承認される予定
2月中旬 医療従事者への接種が開始
4月 高齢者への接種開始
4月 アストラゼネカ社のワクチンが承認される予定
4月以降 基礎疾患のある方への接種開始
  高齢者施設従事者への接種開始
  一般の方への接種開始予定
5月以降 モデルナ社のワクチンがが承認される予定

1番に日本に入ってくるファイザー社のワクチンの特徴について

本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスが人の細胞へ侵入するために必要なタンパク質の設計図)で、脂質の膜に包んだ製剤です。このmRNAが人の細胞に取り込まれると、細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられております。

接種回数と接種間隔について

1回目の接種後、3週間の間隔で2回目の接種を受け、1回目と2回目のワクチンは同じ物を接種するとのこと。

 

コロナワクチンの有効性・安全性について

コロナワクチンの有効性について(臨床試験概要)

▷海外における臨床試験

出典:厚生労働省ホームページ 
※海外6か国において実施されております。 ※プラセボ(生理食塩水)

▷国内における臨床試験

出典:厚生労働省ホームページ
※発症予防効果(約95%)が確認された海外における臨床試験と同程度以上に、血清中和抗体対価の上昇が認められていることや、複数の国、人種、民族が組み入れられた海外試験において有効性が示された事を踏まえ、日本人でも、同様にワクチンの有効性が期待できると考えられています。

 

コロナウイルスの安全性について(臨床試験概要)

▷海外における臨床試験


出典:厚生労働省ホームページ 

▷国内における臨床試験


出典:厚生労働省ホームページ 

 

副反応

これまでに認められている副反応とは?

ワクチン接種後に、接種部位の痛み、頭痛、倦怠感、筋肉痛等の有害な事象が見られていると論文で発表されています。

副反応が起きた場合の補償は?

ワクチン接種による副反応により健康被害がもたらされた場合には、救済制度があります。
医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済を受けることが出来ます。

アレルギーがある方への接種と、副反応の起きやすさは?

他のワクチンや食べ物に対して重いアレルギーがある方でも、接種は可能としています。
過去に新型コロナワクチンに対して、アナフィラキシーなど重いアレルギー反応を起こした方、同ワクチンに含まれる、ポリエチレングリコール(大腸検査等で用いられる下剤や薬剤等を溶かす)やポリソルベート(乳化剤として様々な食品に使用)に対して重いアレルギー反応を起こしたことがある方への接種は推奨していないとの事です。

ワクチン接種後に熱が出た時の対処方法は?

ワクチンによる発熱は、接種後1~2日以内に起こることが多いようです。
症状としては、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒、関節痛等があります。
ワクチンによる発熱か新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、
発熱以外に、咳、咽頭痛、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状が無いかどうかが、手がかりとなります。

  
次回、「コロナウイルスワクチンの受け方・手順について」をお伝えさせて頂きます。

理学療法士 青木

引用元