新型コロナウイルスに対する基礎知識を身につけよう⑥

暖かくなったら
新型コロナウイルスはどうなる?

今、皆さんが気になっていることの1つに「暖かくなったら新型コロナウイルスはどうなる?」ということがあると思います。インフルエンザのように暖かくなったらかかりにくくなっていくのか、研究結果をもとにお伝えします。

結論から言うと、

暖かくなっても油断は禁物です!

中国国内の各地域における新型コロナウイルスの基本再生産数(1人の感染者が何人にうつすかの指標)の分布と、気象要因(気温、相対湿度、紫外線など)の関連を調査した研究では、基本再生産数とそれぞれの指標に関連性は見られませんでした。(アラビア半島諸国を中心に流行した中東呼吸器症候群(MERS)も45℃の気温で感染者が出ていました)

研究では、調査期間が限られた期間であったこと、政策の実施状況や医療体制の違いなどのため、より長期的・大規模な調査を行わないと明確なことは言えませんが、暖かい気候を当てにするのは時期尚早かもしれない、と結論付けられています。

このことを踏まえ、私たちができることは、暖かくなっても、栄養や水分をしっかりとる、睡眠時間を確保する、適度に運動をする、外出するときはマスクをする、など、引き続き、対策を十分に行って生活をすることではないかと思います。

インフルエンザが夏になるとかかりにくくなるのはなぜ?

夏になると日光の照射時間が増え、紫外線照射量も増えます。
紫外線を浴びると、体内で免疫力を高めるビタミンDが産生されます。
つまり、ビタミンDの産生が増え、免疫反応が高まるから、とされています。
もちろん、治療薬やワクチンがある、ということも要因としてあると考えられます。
新型コロナウイルスで同じことが言えるかは現時点では明らかではありませんが、
日光には適度に当たるようにしましょう!

COVID-19関連情報翻訳チーム 伊藤(理学療法士)

参考